フレーム・サングラス
Ferragamo ( フェラガモ ) は、イタリアの靴職人サルヴァドーレ・フェラガモが妹の為に作った靴を最初に、足を痛めない靴を作るため解剖学を学び、イタリアで1927年開業したのが始まりとされています。シンプルで上品な靴やバッグは細部まで作りこまれ、アクセントに「ガンチーニ」(小さなフック)を取り付けることで、様々な場面でフェラガモの存在を主張してくれます。
999.9( フォーナインズ )は、1995年に創業者でありデザイナーの三瓶哲男氏が、日本人の為の掛け心地を考慮した設計で作り出されたメガネフレームブランドです。「眼鏡は道具である。」をコンセプトに特徴として耳にかかる部分の「ツル」(テンプル)が直線状ではなく、日本人の幅広い頭を想定した曲線を描いています。フレームの前枠とツルを連結させる丁番部も湾曲した形状や、唐草をイメージしたS型部品を採用することで、頭への負担軽減や、フレームの型崩れを防ぐ機能的なデザインになっています。
職人でありデザイナーである二人は時代も場所も異なりますが、創業以来の「志」は引き継がれ、優れた技術や素材開発を誇る日本ブランドと、欧米有数のラグジュアリーブランドのコラボレーションにより、新しいアイウェアとして形作られました。
基本構造は999.9でありながら、その随所にフェラガモの要素が組み込まれている様子は実用とデザインを突き詰めた“作品”としても完成度が高く、使い手にとって満足感のあるフレームとなっています。
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